<<目次創立30周年記念誌 2005 
 あいさつ
創立30周年を迎えて (社)長野県建築士事務所協会会長 柳澤 隆一
社団法人 長野県建築士事務所協会会長
柳 澤 隆 一
  緑萌える向こうに残雪のアルプスが映えるすばらしい季節を迎えました。
  本日は(社)長野建築士設計事務所協会創立30周年の式典を開催いたしましたところ、平素より 私共協会に対して心温まるご指導とご協力を賜っております長野県知事をはじめ、大勢のご来賓の皆様には大変お忙しい中を、ご臨席を賜り会員一同心より感謝申し上げます。
  本日は見城 美枝子先生による「健康な暮らしと住まい」と題してご講演を頂くことになっております。大変勉強になるものと期待し感謝いたしております。

  本協会は昭和50年に(社)長野建築設計事務所協会として発足し上部団体の全国建築設計事務所協会連合会に加入しましたが、連合会が日本建築士事務所協会連合会と名称変更したの受け、途中で(社)長野県建築士事務所協会となって今日に至っております。 これまでの30年間、五味会長、小原会長、平林会長、三浦会長、久保田会長、渡辺会長をはじめ歴代役員の方々が協会を支え発展にご尽力され今日の姿がありますことに深く感謝を申し上げます。
  前回の20周年記念式典の折には会員1,024名を抱え東京、大阪に続く第3位の規模を誇っておりましたが、景気の低迷に加速された建設不況により会員を大幅に減らしました。けれども現在では志を同じとする650名の会員に支えられています。
  活動の中では、会員の資質の向上を目的とする事業はもとより、社会的にも認められる事業も継続してきました。毎年の建築士事務所キャンペーンをはじめ、テレビ・雑誌へのPR活動と公共建築物の耐震診断判定業務で成果をあげ、昨年より木造住宅耐震診断業務では県や市町村のご協力により 年間8000棟に上る調査業務が予定されています。また、昨年の中越地震の際には会員の中からボランティアとして応急危険度判定と被災度判定に参加されご苦労願いました。義援金を会員から募集したところ、37万円相当を被災地へ送ることも出来ました。 長野県での災害の発生も考え、本協会では被災度判定の組織を立案中であります。まだまだ社会性を向上させる事業は目標にほど遠いものがありますが、一般県民の皆様に私共が理解される努力を継続してゆきたいと思います。 本日行いました定期総会においては、理事定数の半数を協会員以外の皆さんにお願いする定款変更を提案しました。社団法人として社会に開かれた活動と県民参加による理事会において、私たちの社会性の向上も図れるものと思います。

  創立30周年を迎えた本日の記念表彰は、社会的な活動の顕著であった支部、グループ、個人を主体に考えております。また例年の建築作品の表彰も併せて行います。これからは、私達本来の設計環境の更なる向上を目指すと共に、日々の技術の練磨に努め、 建築設計と工事監理を通じて地域文化の向上と県民生活の向上及び自然環境との調和にと、日々の努力を積み重ねる覚悟を新にし、頑張っていく所存です。
  今後とも関係各位の更なる支援とご協力を賜りますようお願い申し上げますと共に、ご来賓各位のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、記念式典のご挨拶といたします。


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