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建築設計におけるコスト戦略

A4判 119頁 平成17年2月発行

定  価:4,320円(税込)
会員価格:3,888円(税込)

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 クライアントの建築コストに対する関心は高く、建築士事務所も設計プロセスの進捗にあわせて適切な説明が求められている。単なる概算金額の算出ではなく、説得性のあるコストを提示し、信頼を得ることが必要であり、ITなどを駆使した戦略的な方法を活用することを目的として作成した。

コンテンツ

第1章 はじめに
 1.求められるコストの説明責任
 2.力関係で決まるコスト
 3.建築コストは概算の世界
 4.あいまいな建築コスト
 5.一般製造業のコストとの違い
 6.本講習会で何を学ぶのか
 7.具体的な設計活動とコスト説明
  7-1 発注者からの企画相談
  7-2 概要設計のコスト提示
  7-3 基本設計のコスト提示
  7-4 実施設計のコスト提示
 8.まず建築コストの相場を知ろう

第2章 コストとプライス
 1.工事費のコストとプライス
 2.マネジメント時代に求められるコスト管理
 3.設計フェーズに対応したプライスデータの位置づけ
  3-1 企画・構想段階のプライスデータ
  3-2 基本計画・基本設計段階のプライスデータ
  3-3 実施設計段階のプライスデータ
  3-4 設計後のプライスデータの活用
 4.プライスを踏まえた設計の意義
   【参考 公共事業のユニットプライス型積算方式について】

第3章 コストプランニングの必要性
 1.設計事務所としての対応
 2.なぜコストプランニングが必要なのか
 3.コストプランニングのシステムを構築する
 4.設計段階におけるコスト管理の用語を理解しよう
  4-1 コストプランニング(コスト計画)
  4-2 コストバランス(コスト配分)
  4-3 コストコントロール(コスト調整)
 5.建築コストは企画・構想段階で決まる
 6.パレートの法則
 7.安易な考えは大怪我のもと
 8.コスト意識を持て
 9.コストプランニングとコストコントロール手法
  9-1 目標予算内に納める設計計画技術
  9-2 設計の手戻りをなくす
  9-3 コスト意識を持ちバランスのとれた設計
  9-4 予算オーバーに対する事前の措置
 10.ライフサイクルコスト/イニシャルコスト/ランニングコスト
  10-1 ライフサイクルコスト
  10-2 イニシャルコスト・ランニングコスト
 11.設計段階におけるライフサイクル
  11-1 企画・構想段階
  11-2 基本設計・基本設計段階
  11-3 実施設計段階

第4章 建築コストの変動要因とは何か
 1.建築コストに与える要因
 2.変動要因とその対策
  2-1 建設地域要因
  2-2 建設場所要因
  2-3 敷地形状(形態)・土質(地盤)要因
  2-4 建物形態要因
  2-5 規模要因
  2-6 品質(グレード)要因
  2-7 発注形態要因
  2-8 工期・支払い要因
  2-9 需要と供給要因

第5章 設計段階ごとのコスト戦略(コストプランニングの実践)
 1.はじめに
  1-1 コストに関する背景
  1-2 コストデータの開示が必要
  1-3 主たる業務内容
 2.第1段階 企画・構想段階の概算とコストプランニング
  2-1 コスト戦略
  2-2 建設コストは、設計条件によって大きく変化する
  2-3 設計行為と概算積算に必要な情報
  2-4 概算手法
 3.第2段階 基本計画段階の概算とコストプランニング
  3-1 コスト戦略
  3-2 設計行為と概算積算に必要な情報
  3-3 概算手法
   3-3-1 建築工事の概算
   3-3-2 設備工事の概算
 4.第3段階 基本設計段階の概算とコストプランニング
  4-1 コスト戦略
  4-2 設計行為と概算積算に必要な情報
   4-2-1 建築工事
   4-2-2 設備工事
   4-2-3 外構工事
  4-3 概算手法
   4-3-1 建築工事の概算
   4-3-2 設備工事の概算
   4-3-3 外構工事の概算
 5.まとめ
  5-1 企画・構想段階の概算
  5-2 基本計画段階の概算
  5-3 基本設計段階の概算
  5-4 実施設計段階の清算
  5-5 資料の整理

第6章 減額・調整確認シートの活用
 1.主旨と目的
 2.無駄な労力と浪費のトラブル
 3.トラブル解消対策
 4.利用手順
  4-1 基本設計段階の手順
  4-2 実施設計完了前段階の検証(アドバイス)
  4-3 実施設計段階の手順

第7章 機能評価(コストの検証)
 1.設計における機能と価値の向上
  1-1 機能とは
  1-2 機能評価とは
 2.機能評価計算プログラム
  2-1 機能評価表の目的と留意点
  2-2 プログラムの活用
  2-3 適正な活用時期
  2-4 データの収集と分析
 3.機能評価表シートの構成と機能
  3-1 コスト検証結果シート
  3.2 概算と目標シート
  3-3 分析・検証・VEシート
 4.各シート内の名称および意味
 5.入力手順
  5-1 当該プロジェクトに関するデータを入力する
  5-2 概算と目標シートの入力
  5-3 分析・検証・VEシートの入力
  5-4 コスト検証結果シートの入力
 6.機能評価表作成プログラム

第8章 改修工事における留意点およびチェックポイント
 1.改修計画の重要性
 2.施工条件
 3.設計・数量・コスト
 4.改修の種類と工法(耐震補強工事)
 5.現地調査方法
 6.診断計算方法
 7.耐震改修の方法
 8.居ながら耐震改修
 9.発生材処分
 10.改修工事のチェックポイントシート

第9章 おわりに

●参考
 「ジャパン・ビルディング・コスト・インフォメーション(JBCI)」の概要と利用方法
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